【サマポケ】Summer Pockets -サマーポケッツ- 感想【ネタバレ】

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Summer Pocketsは発売してすぐにプレイしました。

久しぶりにアドベンチャーゲームをしたのもあって攻略に1ヵ月ほどかけましたが、集中してやれば2週間ぐらいで終わったと思います。

今回はSummer Pockets(通称サマポケ)の感想をネタバレ込みで書いていきます。

目次

Summer Pocketsとは

美少女ゲームブランド「key」が2018年6月29日に発売した恋愛アドベンチャー。

ブランドとしては13作品目となりかなりの数のゲームを発売しています。

舞台の鳥白島は香川県にある直島、女木島、男木島をモデルとしており三つの島の特徴を一つにしています。

【ゲーム】Summer Pockets 聖地巡礼 直島に行った感想!
今回は、2019年の8月に香川県の直島に観光をした話をしようと思います。 なぜ直島に行ったかというと、ゲームブランド「Key」が出した最新作「Summer Pockets」の聖地巡礼がしたかったからです!(ちなみに自分のHPの名前は...

実際に香川県に聖地巡礼に行った時の感想を書いてます。こちらも興味があればよければ読んでみてください!

キャッチフレーズは「眩しさだけは、忘れなかった。」

あらすじ

主人公の鷹原 羽依里は亡くなった祖母の遺品整理の為、夏休みを利用し本土から単身鳥白島に向かいます。

この島で4人の女の子と出会い恋に落ちていきます。

他にもいろんな仲間ができ、たくさんの思い出を作っていきます。

そこで羽依里はこの夏休みがいつまでも終わらなければいいのにと、そう思った。

鳴瀬 しろは√ 感想

出典:Summer Pockets

メインヒロインであり主人公の羽依里に出会ってすぐに「どすこい」と言った少女。

しろはは未来が見えてしまう能力のせいで、対人関係にすごく悩まされています。

そのせいで周りを不幸にすると思い、一人で過ごして行きますが羽依里と出会う事により少しづつですが自分の能力と向き合うようになります。

しろはは儚げなイメージもあり最初は容姿に惹かれていました。

実際に√に入り攻略していくと、喋り方とかも独特で不思議なオーラを感じましたね。

肝試しの時に言ったセリフの「たばかったな…」が個人的にツボですw

プロローグにも出て来た、励ましあいながら飛ぶ二羽の鳥が、まさに過去にキズを抱える羽依里としろはの事なのでちょっとした伏線にもなって良かったと感じます。

ただ、グランド√が用意されているのもあってかシナリオは普通と感じます。

最後の告白してすぐに船の故障のせいで戻ってくる事になったときの、気恥ずかしさは青春って感じがして良かったです!

余談ですが、CVを担当している小原好美さんの声を初めて聞いて、しろはのテンション低めな声をうまく演じているなと感じています。

しかしラジオやイベントで素の声を聞いたとき、しろはと同じトーンで喋っていて、しろはの声は割と素近いんだと感じましたw

2020年4月現在では音泉で白石 稔さんとラジオをしてるのそちらも良かったら聴いてください!

空門 蒼√ 感想

出典:Summer Pockets

駄菓子屋でバイトをしているちょっとおませな少女。エロ担当です(ひどい

蒼の家系は代々鳥白島に集まる七影蝶を、迷い橘に導くお役目を背負っています。

蒼は小さいころにある理由から七影蝶を探しに一人で山に行きました。それを心配して姉の藍も山に入り蒼を見つけたのですが、蒼は複雑な気持ちから逃げ出してしまいます。

藍は途中で崖に落ちてしまい、奇跡的に助かりましたが目を覚ますことはありません。

目を覚ますには藍の記憶の七影蝶を探し出すしかなく、そのために蒼は毎年お役目が発生する夏になると七影蝶に触れて藍の記憶を探しています。

蒼は元気があって可愛い女の子だと思いました。最初はボケキャラ感が強かったですが√に入ると羽依里の事を意識したりとすごく青春だなぁと感じています。

シナリオは七影蝶に触るたびに蒼がだんだん起きる時間短くなっていくのが、読んでいてハラハラしました。藍の記憶が戻った後も逆に蒼が眠りについて起きなくなってしまったのが不安を掻き立てられました。

最終的には藍を起こすことが出来たように、蒼の記憶の七影蝶を見つけることが出来てハッピーエンドとなりホッとしました。

CVを担当している高森奈津美さんの声がすごく好きなので、喜怒哀楽が激しい蒼の役をしてくれて個人的に嬉しかったです。

※山の中でキスから始まり朝を迎えるシーンがありますが、さま~あばんちゅ~るってやつですね

久島 鴎√ 感想

出典:Summer Pockets

常に大きなスーツケースを引いて島を歩いてる不思議な少女。

長い黒髪に黄色の瞳が特徴的です。

実は鴎は病に侵されており、すでに亡くなっていたことが後に分かります。

羽依里の前に現れた鴎は七影蝶となって記憶だけが島に来ていました。

帆船や海賊船のある地図や、隠された鍵などは鴎とその母親が昔用意したものでした。

未完成だった海賊船を羽依里達が完成させ10年前に「ひげ猫団の冒険」を読んだかつての子供たちが、海賊船の場所にたどり着くことにより鴎の夢が叶い、鴎は世界に旅立ちます。

エピローグで鴎からの届いた手紙を読み、鴎といつか再会することを思い羽依里も長い旅に出ます。

夏休みに経験した冒険をテーマにしていてワクワクするような楽しい一面もあってとてもいいお話でした。ヒロインの鴎がすでに亡くなっていたのはショックでしたがkeyらしいなと感じるシナリオです。鴎は2番目に好きなヒロインでもあり心に染みわたる内容でした。

紬・ヴェンダース√ 感想

出典:Summer Pockets

眩しい金髪!ツインテール!ドイツ系ハーフ!「むぎゅ」が口癖な少女。

紬は1番好きなキャラです。最初に攻略しようと決めており、シナリオもヒロインの中ではすごくよかったです。

紬の正体は、数十年前に神隠しにあったツムギが大事にしていたぬいぐるみ。

ツムギの事を島の人たちが忘れてしまわないように、人の身体となり紬として島で過ごします。羽依里の祖母の加藤さんから「ツムギ」の事を知る人は居なくなるからこれからは自分のやりたい事をしなさいと言われます。

神隠しにあったツムギと会った事を羽依里が紬に言った夜に、紬はツムギの元に帰ることを決めます。恋人同士になったのにもう会えないと分かってしまう羽依里ですが、静久と70年分のイベントを紬の為に行う事を決めました。

紬は居なくなりぬいぐるみだけが羽依里の手元に残りますが、夏休みが再び来れば紬と会えると確信し、また島に来ることを誓います。

終始甘酸っぱい恋愛が繰り広げられ、尚且つ終盤では一生分のクリスマス、お正月などのイベントを紬の為にしてあげるのがとても素敵でした。

最後のパリングルス容器を使った誕生日パーティーは涙ながらには、読めませんでした。流れてくる「紬の夏休み」が余計に涙腺崩壊させてきてやばかった(´;ω;`)

一番純愛ストーリーだと感じ、温かい気持ちにもなれるいいシナリオでした。

ALKA 感想

出典:Summer Pockets

何回も夏をループしていたうみが一度でいいからしろはとの良い思い出が欲しいと願い、叶った時間軸の話。

ヒロインルートを周回するうちに段々とうみの口調が幼くなっていくのがここでようやく分かります。

羽依里としろははうみと夏を共に過ごし、最後は楽しい夏の思い出が出来、うみはふたりの前から居なくなります。

うみの記憶が無くなっても羽依里としろはは自然と結ばれ、幸せな時が流れていました。しかし、未来視の力によりしろははうみを産んですぐに自分が死んでしまう事、うみが同じ能力で過去に戻り傷付いてしまう事を見てしまう。

うみが能力に目覚めないよう、解決しようとしますが衰弱してしまいしろはは亡くなります。

しろはを救うためにさらに過去に向かう決心をし、うみはしろはが能力に目覚める前の時代に向かいます。

このALKAで実は今までの話はうみが見ていた、羽依里の様々な可能性の話だったことが分かります。

うみは恐らく何十回も夏をやり直していたと思いますがとても悲しいお話でした。

Pockets 感想

出典:Summer Pockets

時の狭間でたくさんの七影蝶に協力してもらい過去にやってきたうみ。しかしその身体はうみではなく、たくさんの七影蝶で編みこまれた「七海」として過去に現れる。

両親を亡くして落ち込むしろはに、未来の楽しい夏の記憶を見せることで、過去に囚われず力の発現を抑えることに成功。そして七海はいなくなり、未来でうみと過ごした夏の記憶も消え去ってしまう。

舞台は羽依里がおばーさんの遺品整理をしに鳥白島に来るところから始まる。うみが居なくなり未来に少しだけ変化が現れる。この時間軸では藍は眠っておらず、鴎も自分の身体で島にやってきてます。紬はよく分かりません。本編ではぬいぐるみ=紬ですが、ここでは紬の手にぬいぐるみがあるのでこれがなにかしらのサインにはなってると思います。

本編で出来なかった遺品整理を終え、島から出て行く為フェリーに乗る羽依里。港で七色の紙飛行機を飛ばすしろはを見て、何かを思い出そうとするためフェリーから飛び降りしろはのいるとこに戻り、最後はしろはにチャーハンのつくり方を教わるきっかけに二人の物語が動き出し幕を下ろします。

うみが完全に居なくなってしまうのは悲しい事ですが、うみの頑張りによりしろは過去に囚われず未来に生きることが出来るようになります。過去編は泣き所が多く、特に迷い橘でのシーンは終始ボロ泣きでした(´;ω;`)

自分がすごく感じたのは羽依里があまり活躍してないのが気になりましたね。過去編ではまったく出てきませんでしたし、完全にうみに主人公の座を取られていました。うみが頑張ってしろはを救うお話だなと思います。

この話で色々な謎が明かされると同時に、鏡子の謎が深まります。色々と物知りで何かしらの能力を持っているのかと思われますが特に明記されていないので最後までミステリアスな女性でした。

2020年6月に完全版の「Summer Pockets REFLECTION BLUE」が発売されたので、そちらのゲームの感想も記事にしていますので気になる方はチェックしましょう!

補足

加藤家の人々の能力についてモヤモヤが晴れずにいました。2019年の5月に発売されたVISUAL FANBOOKのQ&Aにその答えがありますが、鏡子も羽依里も能力は持っていないそうです。あれだけ意味深な感じだったのにそうではないというはちょっと府に落ちませんでした。能力持ちなら色々と納得するのが楽だったので少し残念でした。

他にもうみの事や各ヒロインの事について何個か触れているQ&Aもあるので気になる方は読んでみるのをオススメします。

 

Summer Pockets 感想

各ヒロイン可愛さのレベルは最高クラスで、出てくるキャラはみんな個性的で素晴らしかったです。BGMもいいですね。全体的にシリアスな曲調の中でも「振り返らなくてもヤツはいる」がテンポ速めで激しい感じになっているので好きです。

シナリオも全体的によかったです、さすが泣きゲーのkey。夏休み、思い出をコンセプトにとてもしっかりとしたお話が出来上がっていたのですごく好きです。

けどやっぱり羽依里にはもっと頑張って欲しかったな。各ヒロイン√では良かったけどPocketsでの出番が薄かったのが…

それでも作品からは楽しい思い出や眩しい日々を送ったキャラクター達それぞれの夏を感じることが出来たから良かったですね。これからもkey作品を応援していきます!

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