「あなたは、そこにいますか?」
こんな言葉を聞いたことがありますか?
これはアニメ「蒼穹のファフナー」に出てくる重要な言葉になっています。
この記事は、蒼穹のファフナーが大好きな自分が作品対し、熱く語っていくだけの記事になっています。
目次
蒼穹のファフナーとは
2004年7月~12月までテレビ放送された、アニメ作品。
多くの続編シリーズも出ており、OVA、映画、続編アニメなどその人気は衰えるどころが、どんどん人気が上がっています!
蒼穹のファフナーは「U-NEXT」で視聴出来るので、興味があるからは是非観てください!
アニメシリーズだけではなく、主人公やヒロインの誕生日を祝うイベントなども行うこともあり、素晴らしい作品になっています。
最新シリーズ「蒼穹のファフナー THE BEYOND」は2019年5月17日より映画館にて、3話づつ先行上映が行われています。
ストーリー
突如として現れた未知の生命多”フェストゥム”の襲撃により、人類のほとんどは滅ぼされてしまう。
その後、生き残った人類の一部は孤島・竜宮島で平和な時を過ごします。
主人公の”真壁一騎”は、友達たちと島で平和な時を過ごしていました。
しかし、再びフェストゥムが襲来し島の平和が脅かされる。
一騎は大人たちが秘密裏に製造していた、人型決戦兵器”ファフナー”に搭乗し、敵であるフェストゥムを迎え撃ちます。
こうして平和だった島での生活は終わりを迎え、少年たちの戦いが始まるのであった。
ポイント
この作品の見どころを、深堀していこうと思います。
- 戦うのが少年少女
- ロボットのデザインが斬新
- 設定が多い
- 敵の目的が謎
- 話が重すぎる
秘密組織アルヴィスで開発されたファフナー(ノートゥングモデル)に乗る為の条件は、フェストゥム因子を体に取り入れないと操縦することが出来ません。
ノートゥングモデルはフェストゥムの読心能力を防ぐことができ、対フェストゥム戦において高い性能を持つ特殊な造りになっており、竜宮島の主力ファフナーです。
ただ、フェストゥム因子を取り入れると寿命が縮んだり、同化現象が起こり結晶となり砕けちり死亡するリスクがあります。
島の子供たちは、先天的にこの因子を埋め込まれて生まれてきます。
もうこの時点でさ、設定重すぎる!
最初見ていた時は、こんなにも辛く悲しい物語とは思っていなかったです。
なんだかんだ、頑張って敵倒して島に平和が訪れてハッピーエンド!を期待しちゃうじゃない?
けれど終始そんなことなく、リタイア(死亡)していく人たちばっか…
じゃあそんなアニメ紹介すんなよって思いますよね?
確かに辛いこともあるけれど、大きなテーマがあるんです。
受け継がれる意思、犠牲の上に成り立つ平和、生き続けようとする希望。
こういったものを感じることが出来るので、自分はこの作品に引き込まれていきました。
キャラクターについて
竜宮島が製造されたファフナーに乗って戦うのは、少年少女ばかりです。
先にも書いた、フェストゥム因子や同化現象の関係で20代半ばまでしか生きられないので、ある程度操縦する事に支障のない年齢で、尚且つ寿命を考える14~15歳になるとファフナーパイロットとして登録されます。
大好きな両親や仲間たち。
生まれ育った島の為に、みんながフェストゥムと戦う事を決意します。
みんながいい子過ぎて泣けます(´;ω;`)
ただ、最初に犠牲になったのは、病弱でほとんど寝たきりの羽佐間 翔子。
一騎が不在の時、島を襲うフェストム倒したため、一騎に次いで適性のある祥子はファフナー・マークゼクスで一人戦います。
装備もろくにない状態で戦い、島に出現したフェストゥムを遠ざける為、一緒に空へと上がります。
ファフナーが敵と同化したせいで離れることが出来なくなり翔子は、自爆装置”フェンリル”を使う事を決意。
最後は直前まで喧嘩していた養母の容子に謝り、片思いしていた一騎へ島を守る約束をやり遂げたことを口にし、ゼクスともに自爆しました…
祥子の死は仲間たちに大きな影響を与え、甲洋は仲間を助ける為敵に同化され、衛もフェストゥムから一騎や島を守る為に死亡。
咲良は同化現象が進み、戦える状態ではなくなります。
彼らの仲間を守る行動や想いが心に響きます…
ファフナーとは
フェストゥムと戦う為、人類が造り出した特殊な人型兵器。
語源は竜(ファフニール)からきています。
フェストゥムの持つ読心能力、同化攻撃、空間歪曲攻撃に対抗できるのが最大の特徴。
製造元によって性能や運用方法が変わっていきます。
アルヴィス製ファフナー
竜宮島で使用されるファフナー。
いずれもメインシステムにミールの欠片、すなわちフェストゥムのコアが使われており、対フェストゥムにおいて高い性能を発揮するが、パイロットに大きな負荷(同化現象の促進)が掛かる諸刃の剣になっています。
一騎が搭乗するマークエルフや、衛のマークフュンフなどが皆それぞれ専用のファフナーが用意されています。
ちなみに名前の由来は、ドイツ語の数字からきています。
ドイツ語ってだけでメチャクチャかっこいいですよね!
人類軍製ファフナー
アルヴィスの他に、フェストゥムの襲撃から生き延びていた人類軍=新国連が製造したファフナー。
こちらはアルヴィスで造られたファフナーに比べ、技術面で劣っている為、対フェストゥムとしては性能はだいぶ落ちます。
ザルヴァートル・モデル
人類軍が造り出した最強のファフナーシリーズ。
ザルヴァートルは“救世主”を表すラテン語 “salvātor” のドイツ語読み。
日野洋治とミツヒロが開発した新型ファフナー。
それぞれで設計思想が異なっている為、ザインとニヒトで運用目的が変わっていきます。
全3機が開発され、ここではマーク・ザイン、マ-ク・ニヒトが登場(最後の1機は開発途中で、のちの続編アニメ「EXODUS」にて登場)
ザインとニヒトは共にフェストゥムと同化し、異質な能力を手に入れたためかなり特殊な機体となってます。
マークザイン
一騎専用の機体で、マークエルフのコアを使用。
ファフナー・ノートゥングモデルの3倍のフェンリルを内蔵。
洋治の「兵士(搭乗者)をより多く(もしくは長く)生かすため」の設計思想を色濃く反映。
登場時は、背部にアンカーユニットとホーミングレーザー発振器を装備していたが、フェストゥムと同化した際に形状が変化。
スリムでスッキリしたフォルムになり、フェストゥムを同化したり、自己修復機能が備わりました。
ノートゥングモデルは「違う自分になる」ことで操縦が可能であるが、ザインは「違うモノ」にならないと同化機能を発揮できない。
これって多分、よく分からないですよね?
第16話で竜宮島に帰還時に、ザインはガルム44やルガーランスを手で持って引き金を引くのでは、同化し腕そのものとして扱ってしまったのです。
そうすることで、本来の武器性能を凌駕する威力を発揮し、島に現れたフェストゥムを撃退しました。
マークニヒト
フェストゥムに奪われた機体で、マークフィアーのコアを使用。
こちらも日野洋治とミツヒロが開発した新型ファフナー。
ミツヒロの「より多くの敵(フェストゥム)を倒す」ことを目的とした設計思想が反映されています。
第23話で、起動前の最終調整中にマスター型の「イドゥン」に同化されます。
その時に、ミツヒロが殺されたことで狩谷由紀恵は、フェストゥムに強い憎しみを抱く。
由紀恵と同化した際に、その憎しみをイドゥンが覚え、今まで以上に人類に対し、攻撃的になってしまう。
見た目は開発時と変わらないが、フェトゥムのワームスフィアなどの能力が加わり、ラスボスに相応しい化け物クラスのパワーを発揮し、一騎たちの前に立ちはだかります。
フェストゥムとは
体のほとんどをケイ素で構成されたシリコン型生命体。
生命を同化、消滅することを目的に脳であるミールに従い、手足のように活動する。
最初のに出てくるタイプは、スフィンクス型と言われ「あなたは、そこにいますか?」と問いかけてくる。
この問いかけに答えると同化をするか、攻撃するかの二択になります。
どっちで答えても人類には滅びが…
人類と対決するたびに様々なタイプに進化し、戦闘特化であったり、イドゥンや一騎の母、真壁紅音と同化したミョルニアのような人の形をしたマスター型などがいます。
ミールとは
宇宙に無数に存在する情報を高密度に収集する光子結晶体。
本来は知識を吸収だけの存在だったが、過大に吸収し続けた結果、生態系に干渉するようになり、やがて人類そのものを同化するように行動を起こします。
作中では主に、北極ミールと瀬戸内海ミールと言われる二つのミールが出てきます。
北極ミールは西暦2114年に北極に飛来。
その後北極ミールが生み出したフェストゥムは、人類や竜宮島の人間を無差別に同化します。
瀬戸内海ミールは、西暦2084年に瀬戸内海海底のクレーター後から発見されます。
その時に、日本中の全生命体から受胎能力を喪失させます。
研究の為に3つに分断され、そのうちの1つが竜宮島の大気と同化し、バイオ・スフィアとなり竜宮島に住む人類と共存することを選びました。
人類を滅ぼそうとするミールもいれば、共存の道を選ぶミールもいるのでいつかすべてのミールと分かり合える日が来ることを願っています。
主題歌
ボーカル担当のatsukoさんとギター、キーボード担当のKATSUさんの音楽ユニット「angela」がOP、ED、主題歌を全部歌っています。
曲や歌詞が作品に合っており、OPの「Shangri-La」がすごく好きです!
とにかくかっこいい!これに尽きますね!
最終話の最後のシーンで、唐突に流れ出したのは今でも忘れらない思い出です!
OPが作中で流れ出す演出っていいですよね~。
うまく言えないですが、場面によっては心にグッときて自分は好きですね。
EDの「Separation」物悲しい音楽になっています。
しかも、ファフナーパイロットの誰か死ぬ話では、Separation[Pf]というアレンジ曲で2番の歌詞が流れ出します。
ちょっとトラウマになりかけます…
これが流れる=誰かが命を落とすなので、聴いてて悲しくなります(´;ω;`)
まとめ 蒼穹のファフナーについて
今でこそ好きな作品ですが、好きになったキッカケが実はあのスロット機として遊んだことが出会いでした。
そこからアニメを見て「なんだこれめっちゃいい作品だよ!」ってなり、現在に至ります。
決して明るい内容のアニメではないですが、ストーリーや各設定など目が離せず、キャラクター達の死生観や必死に生きていこうとする考えに、心が惹かれます。
まだまだ作品は続いていきますが、一騎たちの活躍を最後まで見届けたいと思います!